something確乎たる|旦部

はじめまして。旦部遥奈です。
私にとって最初のブログ担当回ですが、こういう新しいことを始めるときは極ってフワフワしてしまいます。何を書こうかな。


心許ない書き出しになってしまいました。


前例に倣って好きなものを紹介します。ダンス。ケーキ。レコード。塩昆布。1日分の鉄分飲むヨーグルト。昭和歌謡。特に中森明菜さんとちあきなおみさん。中森明菜さんの同世代だったとは思えぬ色気とカリスマ性は一体どこから、、、?あとは、同世代の共感を全く得られないのですが昭和の任侠映画に登場する女性たちが好きなんだと最近覚りました(バイオレンスはあまり得意ではないのに、、)。艶やかなところ、薄幸さ故の美しさ、心性の気高さ、そして何より強いところ。これはフィジカルがどうとかではなく、キャラクターの確乎としたハードコアの強さです。ハードなハードコアです。特に映画「鬼龍院花子の生涯」に登場する女性たち、ひいては夏目雅子さん演ずる松恵(花子じゃないんですよ、ヒロインなのに)は最早人生の指針にさせてください姉御!レベルでカッコイイです。普段淑やかな松恵が「なめたら、なめたらいかんぜよ!」と喪服姿で男達に啖呵を切る名シーン、あれは何度見ても圧倒されます。嗚呼。先日同期にタンべはエチュードで任侠キャラをよくやりたがるよね、と指摘されたのですが、多分そういう憧憬が知らず知らずのうちに表層化してしもたのだと。嗚呼。


、、、公演ブログなのにダラダラと私事を語ってしまいました。

稽古の話をすると、シーン作りに尽力する日々です。そりゃそうだって話ですよね。最近は特に役の核の部分をブレずに持つこと、の重要性と難しさをひしひしと感じています。

私は特に普段から考えていることを最短距離で言語化したり可視化したりするのが得意な方ではないので、日頃フワフワしていても然るべきタイミングで「なめたらいかんぜよ!」を爆発させられるような、ハードなハードコアを内包した人間/役者になりたいなとの思いを新たにしている訳です。


所信表明で終わってしまいそうです。が、紙幅も尽きる頃なので先日馬場で邂逅した「理解させる気など全く無いが圧倒的に確乎たる何かが伝わってくるステッカー」の写真を貼り逃げして筆を置きます。

演劇倶楽部34期ブログ

「富士山がみえたら起こして!」

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